心が折れた21歳「最後の1本の執着心が自分には足りなかった」

[ 2010年11月17日 15:40 ]

 【広州アジア大会 ソフトテニス】炎天下での男子シングルス準決勝を終えた21歳の中本は疲労困ぱいだった。体力の消耗以上に「心が折れてしまった」と精神面の弱さを敗因に挙げた。

 相手の強打を変幻自在に打ち返し、主導権を握った。だが、徐々にミスが出始め、第6ゲームは3度のマッチポイントを生かせず、逆に取られた。最終の第7ゲームは精彩を欠き、2―7で終了。「最後の1本の執着心が自分には足りなかった」と振り返った。
 ソフトテニス界でアジア大会は世界選手権に並ぶ最高峰の大会だ。「大舞台で自分の課題に気付けて良かった。悔しいが、いい経験になった」と、真っ赤な目で4年後を見据えた。(共同)

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2010年11月17日のニュース