笠原 テコンドー歴5年で銀!それでも「悔しい」

[ 2010年11月17日 21:50 ]

 【アジア大会】勝てば、アジア大会のテコンドーで日本勢初の金メダルだった。女子49キロ級の笠原。しかし、銀メダルに終わり「本気で優勝を狙っていた。悔しい」と、敗戦の直後は目に涙をためた。

 決勝は北京五輪女王の呉静ぎょくに挑んだ。持ち味のスピードを生かして果敢に攻めた。小学1年で空手を始め、テコンドーに取り組んだのは高校に入ってからだから、競技歴はまだ5年。空手で養った闘争心は大きな武器だが、直線的に動く癖が抜けない。サイドステップを使う呉が一枚上手で、カウンターのけりをことごとく食らい、1―13で完敗した。
 世界の壁の厚さを思い知らされたものの、指導する大東大の金井洋監督は「大舞台の経験は大きい。未知の領域に突入した」と評価した。20歳の笠原は「今回の負けをロンドン五輪につなげる。まだまだ自分は成長できる」と熱い口調で誓った。

 ▽笠原江梨香の話 本気で金メダルを狙っていたので悔しい。ただ自分のスタイルは出すことはできた。まだまだ成長できると思う。(共同)

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2010年11月17日のニュース