ラグビーＷ杯は「３勝で８強」が目標

　【ラグビーＷ杯展望】世界ランク１３位の日本はＷ杯で１次リーグＡ組に入り、同１位のニュージーランド、４位フランス、１４位カナダ、１５位トンガと対戦する。過去６回のＷ杯で１勝しかしていないが、太田治ＧＭ（４５）は「３勝して８強に進みたい」と初の決勝トーナメント進出に意欲を見せた。初戦でフランスを倒し、２戦目のＮＺ戦はターンオーバー制導入で主力を温存。３戦目でトンガ、最終戦でカナダに連勝する狙いだ。

　トンガには現在３連勝中で５勝５敗、カナダにも昨秋に２連勝しており、勝算はある。Ｗ杯準優勝２回のフランスは今年の欧州６カ国対抗でも優勝。ただ、前回大会の初戦でアルゼンチンに敗れるなど取りこぼしが多い。日本も過去８戦全敗だが、０３年大会では２９―５１と善戦しているだけに、太田ＧＭは「弱い相手にころっと負けたりする。番狂わせが望める初戦は分からない」と強気だ。

　日本協会はＷ杯でフランス戦が行われるニュージーランドのノースハーバー球技場で、６月４日にノースハーバー州代表と試合を組むなど金星への準備を進めている。前回大会でフランスを破り３位となったアルゼンチンの再現を狙う。