藍 逆転負け「運もなかった…」

[ 2010年5月23日 06:00 ]

 USLPGAツアーのサイベースマッチプレー選手権第2日は21日、米ニュージャージー州グラッドストーンのハミルトンファームGC(6585ヤード、パー72)で2回戦16試合が行われ、世界ランク2位の宮里藍(24=サントリー)は同46位のM・J・ハー(20=韓国)に逆転負け。ベスト16入りを逃がした。上田桃子(23=ソニー)も金ソンヒ(19=韓国)に3アンド1で敗れ2回戦敗退。世界ランク1位の申ジエ(22=韓国)は順当に3回戦進出を決めた。(グラッドストーン・宮下幸恵通信員)

 大会33ホール目で初めて喫したダウンが勝負を決した。ハーに猛追されオールスクエアとなった18番。1・5メートルのバーディーパットがカップに蹴られると宮里は天を仰いだ。上がり3ホールでポイントを奪われて逆転負け。「カップに蹴られて運もなかった。5アンダー出して負けたらしょうがない。今はすがすがしい気持ち」と前を向いた。

 メキシコ、日本、米国と続いた過酷な日程がこれで終了。長距離移動から体調を崩したこともあり、次週は専属トレーナーのいるシアトルで体をケア。6月に入るとアリゾナ州でメンタルコーチのピア・ニールソン氏らとミニ合宿を張る。「今はいい感じでゲームを組み立てられているので、このままいければいい」とメジャーが控える夏場をにらんでいた。

 ≪桃子「スキ与えてしまった」≫上田は今季出場全戦でトップ10入りと絶好調の金ソンヒに屈した。2ダウンから一度はオールスクエアに戻したが、15番から3連続バーディーを決めた金ソンヒに引き離された。「できればあすもやりたかった。相手にスキを与えてしまったのは残念」。日本に一時帰国して出場するヨネックス・レディース(28~30日、新潟・ヨネックスCC)、サントリー・レディース(6月10~13日、兵庫・六甲国際GC)で今季初Vを狙う。

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2010年5月23日のニュース