男児救出の杉本「関取を目指す」

[ 2010年3月7日 06:00 ]

新弟子検査を受ける春日野部屋の杉本亨光

 【新弟子検査】2月20日に京都府内で起きた住宅火災で4歳男児を救出し、話題を集めている春日野部屋の杉本亨光(18)は「とりあえず上を目指していきます。関取を目指して頑張りたいです」と意気込みを語った。

 場所まで1週間となって「緊張してます」と表情は硬め。それでも平幕の栃煌山を筆頭に春日野部屋にいる5人の関取衆を目標に掲げ「自分も早く名を連ねたい」と抱負を語った。

 ≪1メートル93中学生も≫15歳の達綾哉(たつ・りょうや、高田川)は、この日体格検査を受けた44人の中で最長身となる1メートル93を誇る。昨夏の全国都道府県中学生選手権で優勝するなど実力も十分で「白鵬関のような安定感のある、勝ち続けられる力士になりたいです。7、8年ぐらいで横綱になれたらなと思います」と大胆宣言。「稽古は今までよりキツいけど、力もついてくる。親方にもシコ、テッポウ、すり足をしっかりやれと言われてます」とやる気に満ちあふれていた。

 ≪朝青龍から誘われた立野も受検≫日体大出身の立野卓(九重)は全日本選手権でベスト16に入った実力派だ。明徳義塾高を卒業するときには、朝青龍から「進路はどうするんだ?」と、高砂部屋に勧誘されたという。最終的に九重部屋を選んだのは「親方の相撲を見てあこがれたから」。もちろん目標も師匠だが、まずは「とりあえず十両を目指して、行けるところまでいけたらいいかなと思います」と謙虚だった。

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2010年3月7日のニュース