引退の元木がオールスター戦MVP

[ 2010年3月7日 18:21 ]

 ラグビーのトップリーグのオールスター戦が7日、福岡市のレベルファイブスタジアムで行われ、今季リーグ戦の奇数順位のオレンジ・オールスターズが45―40で偶数順位のグリーン・オールスターズに勝った。日本代表として歴代最多の79キャップを誇り、今季限りでの現役引退を表明した元木(神戸製鋼)が試合終了間際に決勝トライを挙げ、最優秀選手に選ばれた。昨年3月に続いて2度目の開催となった今回もチャリティーマッチとして実施され、収益金の一部が日本せきずい基金などに寄付される。

 引退を発表したばかりの元木が最優秀選手に選出された。40―40で迎えた後半38分、インゴール内で転がる球を押さえ勝利を呼び込んだ。38歳は右腕を突き上げ、観客からは「元木コール」。最高の結末に「みんながサポートしてくれたおかげです。出来過ぎの感もある」と喜びをかみしめた。
 ベンチスタートだったが、先発出場したCTB大西の配慮から親しんだ背番号12を着用した。元木は「ありがたく着させていただきました。温かみを感じました」と感謝しきりだった。

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2010年3月7日のニュース