宮里藍 余韻に浸らず米ツアーへ

[ 2010年3月7日 17:43 ]

 【ダイキン・オーキッド・レディース】プレーを終えた宮里藍に、どこかほっとしたような表情が浮かんだ。

 酷暑のタイ、シンガポールで米ツアー44年ぶりの開幕2連勝の快挙を成し遂げ、休む間もなく故郷沖縄での凱旋トーナメントに出場。優勝には手が届かなかったが、十分責務は果たしたという思いがあったのだろう。
 首位に2打差でスタート。「体調はこの3日間で一番よかった」が、これまで勝負どころで威力を発揮したパットがこの日は決まらなかった。2バーディー、2ボギーの72。米ツアーから通算し、今季11ラウンド目で初めてアンダーパーをマークできなかった。
 この3週間を「ベストのスタートダッシュだった」と振り返ったが、余韻に浸ることはない。9日に渡米し、25日からの起亜クラシックで再開する米ツアーに備える。
 「最近、米国の芝の方が打ちやすいと感じる」と、5年目を迎えた米ツアーへの順応を語る宮里。「ツアーの中の1試合と思えるようになった」という4月のメジャー第1戦、クラフト・ナビスコ選手権での活躍が大いに楽しみだ。

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2010年3月7日のニュース