五輪代表は誰?安藤美姫、5度目で初なるか?

[ 2009年11月30日 16:07 ]

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6選手(組)が争うファイナルが3日から5日まで、東京・国立代々木競技場で開催される。日本からは男子に織田信成(関大)と高橋大輔(関大大学院)、女子に安藤美姫(トヨタ自動車)と鈴木明子(邦和スポーツランド)が出場し、メダルを獲得した選手(2人が獲得した場合は上位の選手)が一足先にバンクーバー冬季五輪の代表に決まる。

 男子でGP2勝の織田は第3戦中国杯で世界王者のエバン・ライサチェク(米国)を破るなど絶好調。右ひざ靱帯断裂の大けがから復帰した高橋も第6戦スケートカナダで2位と調子を上げてきた。ともに不安定な4回転ジャンプが課題だが、元世界王者のブライアン・ジュベール(フランス)が右足の負傷で欠場することになり、メダル獲得の可能性は高まった。
 女子は今季、210・03点の世界歴代最高得点を出している世界女王、キム・ヨナ(韓国)が頭一つ抜けており、昨季世界選手権2位のジョアニー・ロシェット(カナダ)が追う展開か。
 浅田真央(中京大)が不振で出場を逃した中、GP2連勝の安藤が5度目の出場で初の表彰台を狙う。高得点となる2連続3回転ジャンプへの挑戦が注目される。鈴木はGP初優勝を飾った中国杯のように無心で滑れるか。
 同じ会場で3日から6日まで行われるジュニアGPファイナルには日本から男子に羽生結弦(宮城ク)と中村健人(明治神宮外苑ク)、女子に村上佳菜子(グランプリ東海ク)、ペアに高橋成美(アクアリンクちば)マービン・トラン(カナダ)組が出場する。

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2009年11月30日のニュース