惜しげもなく見せまくった真央ちゃん

[ 2009年10月16日 06:00 ]

フランス杯に向け練習する浅田真央(手前)と中野友加里

 フィギュアスケートのGPシリーズ第1戦・フランス杯は16日、パリのベルシー体育館で開幕する。女子の浅田真央(19=中京大)は15日の公式練習で、今季ショートプログラム(SP)の「仮面舞踏会」を初披露。いきなり実現するキム・ヨナ(19=韓国)との対決へ静かに気合を入れた。

【GO!アスリート】

 公式練習開始から15分後、次の組で練習するキム・ヨナがリンクサイドに登場。偵察するような視線が向けられる中、浅田はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を組み込んだ今季SPの「仮面舞踏会」を惜しげもなく披露した。大技では転倒したものの、練習では珍しく2分50秒を通して演技。トリプルアクセルは7回挑んで4回成功し「アクセルが決まれば流れが良くなる。練習ではできているし、あす(16日)はもっと良くなる」と自信を見せた。
 バンクーバー五輪シーズン初戦で、いきなり最大のライバルと対決。リンクでの対面はなかったが、「ハロー」とあいさつはかわした。3月の世界選手権ではSPで10・06点差をつけられただけに「SPでのミスは許されない。それだけは頭においてやりたい」とロケットスタートを誓った。

 ▼中野友加里 (左肩は)痛くないと言えばうそになるが、これだけ動けるとは思っていなかったので気にせずにやりたい。気負うと演技が小さくなるので、向かっていきたい。

 ◆浅田は8番目 16日に行われる男女SPの滑走順が発表され、10選手が出場する女子は浅田真央が8番、キム・ヨナが9番、中野友加里は6番となった。男子の織田は12選手中6番目。

続きを表示

2009年10月16日のニュース