また犯したら廃部となりかねない日体大レスリング部

[ 2009年10月16日 06:00 ]

 日体大は15日、一連の不祥事に関する処分を発表した。8月にレスリング部員が起こした強姦(ごうかん)致傷事件では同部を無期限の対外活動禁止とし、藤本英男部長(65)と安達巧監督(43)を解任、逮捕された1年生部員は退学処分。来年3月まで処分は見直さず、試合出場は不可能とした。また、9月に住居不法侵入で逮捕された教授(60)を諭旨免職とすることも発表した。

 陸上部の大麻事件など不祥事の続発に、塔尾武夫理事長(75)らは自主的に減給。設置が決まった不祥事再発防止委員会の小林節委員長(慶大教授)は「個人の問題ではなく大学として緩んでしまっているのではないか」と説明した。
 大学から事情説明を受けた日本レスリング協会の福田富昭会長は「次は廃部となりかねない。メダリストを多く輩出した伝統の火を消さないよう、しっかり指導してほしいと要望した」と話した。日本協会としての処分は20日の臨時理事会で話し合う。

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2009年10月16日のニュース