相撲協会の尿検査 全52部屋の検査が完了

[ 2009年10月16日 17:56 ]

 日本相撲協会は16日、大麻や覚せい剤など違法薬物をチェックするため、東京・両国国技館で力士や親方らを対象とした9回目の尿検査を実施し、大相撲の52部屋すべての検査が完了した。

 昨夏から続いたロシア人力士らによる大麻問題を受け、相撲協会はことし4月に尿検査を開始。これまで938人が受検し、残りは入院中などで欠席した12人となっている。
 この日の対象は北の湖、友綱、二所ノ関、芝田山、中村、式秀の6部屋。生活指導部特別委員会の外部有識者委員で漫画家のやくみつる氏も立ち会い、以前に欠席していた7人を含む97人が受検した。
 特別委の伊勢ノ海委員長(元関脇藤ノ川)は「もうこれで検査をやらないというわけじゃない。幕内や十両の力士を何人かピックアップするとか、また検査方法を考える」と話した。

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2009年10月16日のニュース