上野3回零封 ルネサス高崎1位で決勝Tへ

[ 2008年10月27日 06:00 ]

 日本女子ソフトボールリーグ(スポニチ後援)最終節最終日は26日、ルネサス高崎が6―0でデンソーを下して20勝2敗とし、1位で決勝トーナメント(11月8、9日、京都・西京極)に進出した。25日にシーズン最多記録の18勝目を挙げたエース上野由岐子投手(26)は5回から登板。ヒット1本を許したものの、3イニングを無失点に抑えた。2位の日立ソフトウェア、3位のデンソー、4位の豊田自動織機も決勝トーナメントに進んだ。

 上野が登板予定のなかったリーグ戦最終戦でもマウンドに上がった。先発・黒川の後を受けて5回から登板すると、自己最速の117キロをマークするなど5、6回は3者凡退。7回、デンソーの東にチーム初安打となる内野安打を許し「もう少し投げられたら、もっとエンジンがかかってたのに」と不満を口にしたが、危なげなく試合を締めくくった。黒川も4回まで1四球だけと好投していたが、「上野はもっと世界一(の投手であること)をアピールした方がいい」と5回から投入した宇津木監督の期待に応えた。
 次の目標は決勝トーナメント。「選手が大きく成長してくれているのでぜひとも優勝を狙います」と宇津木監督。過去2年間は敗れているだけに、上野は「打線もいいし、きょうの経験をトーナメントで生かして優勝します」と宣言した。

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2008年10月27日のニュース