つよカワ4位!桜井「満足しています」

[ 2008年10月27日 06:00 ]

通算2アンダーで4位になった桜井

 【スポニチ主催・女子ゴルフツアー マスターズGCレディース最終日】雨の中でも元気なホットパンツ姿で最終組並みの大声援に応えた桜井が、堂々の4位フィニッシュを果たした。高3の時に出場した06年「NEC軽井沢72ゴルフ」の16位を上回る自己最高位に「最初の2ホールで伸ばしたからもったいないけど、満足しています」と自ら合格点を与えた。

 19歳にしては珍しい46インチの長尺パターとの出合いが転機だった。中学の時は得意だったパットが不調になり、高1の時にイップスにかかった。あらゆるパターに手を出し悩み続けたが、昨年6月のサントリー・レディースで父・賢さん(57)から薦められ長尺パターを初使用。手打ちにならず体全体を使って打てるようになりイップスを克服した。4打差6位から出たこの日も1、2番でそれぞれ3メートルを沈めて連続バーディー。一時は首位に2打差まで詰め寄る原動力となった。
 センスのある小技に加え、石川遼と同じ仲田健トレーナーの元でトレーニングに励み、強化不足だった下半身が安定。おかげで曲がらないショットを手に入れ、ツアーで戦う準備が整い始めた直後の好結果だった。
 高額賞金大会で4位に入ったことで、賞金ランクは117位から74位(736万9909円)へ急浮上。出場権のある残り3試合の成績によってはプロ転向1年目での賞金シード入りも可能だ。「このまま頑張ればいいところまで行けると思う。自信になった」。元賞金女王の復活勝利の陰で、実力とルックスの両方を兼ね備えた新しいスターが誕生した。

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2008年10月27日のニュース