価値ある2位も…中野 難ジャンプ回避に「残念」

[ 2008年10月27日 10:38 ]

2位となり、メダルを手に笑顔の中野だったが…

 「調整不足だった」と中野友加里は、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカ最終日でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と2連続3回転の2つの難しいジャンプを回避した。2位という結果には満足しつつ、フリーの演技には「わだかまりが残るし残念」と言った。心からの笑顔とはいかなかった。

 2連続3回転は佐藤信夫コーチの意向に沿ったが、3回転半には「迷いがあったので、それでは難しい」と自分で判断した。リスクを冒さずに7つのジャンプをすべて成功させ、SP3位から順位を上げた。
 世界選手権で優勝経験のある安藤やマイズナー、同じく米国勢で台頭著しい長洲やフラットを抑えての表彰台に価値も見いだす。GPファイナル進出には「NHK杯でいい成績をとることが必要。集中して練習していくしかない」。レベルアップを誓った。(共同)

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2008年10月27日のニュース