中嶋 完全優勝!2位に6打差15アンダー

[ 2008年10月27日 06:00 ]

通算15アンダーで優勝、カップを手にする中嶋

 ゴルフの日本シニアオープン最終日は26日、埼玉・狭山GC(6985ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、初日から首位を走る54歳の中嶋常幸が2バーディー、2ボギーの72にまとめ、通算15アンダーで2年ぶり3度目の優勝を果たした。シニア通算4勝目。6打差の2位にこの日68の室田淳が入り、さらに1打差の3位が湯原信光と海老原清治。昨年優勝の青木功は70で回り、通算イーブンパーで12位だった。

 中嶋がシニアでの強さをあらためて示した。初日から首位を一度も譲らず、2位に6打差をつける完全優勝。ボギー2つの後、12、14番でバーディーを奪い逃げ切った。それでも「楽そうに見えるかもしれないが、過去2度と同じように苦しい優勝だった」と振り返った。「目標は20アンダー」と公言していたのも、6打差でも後ろを向くなという自分へのメッセージだった。
 18番でウイニングパットを沈めた後、ボールをそっとポケットにしまった。友人が闘病中で、病床から「勝ってくれ」と励まされていた。個人的な事情に加え「この大会のように勝負にどっぷり漬かれる公式戦は、むきになってやれるから好き」とやる気もみなぎっていた。今のシニアのメンバーでは、この大会の中嶋にはとても太刀打ちできなかった。

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2008年10月27日のニュース