ナダル EURO決勝前にドイツに勝った

[ 2008年6月30日 06:00 ]

安定感のある試合運びを続けるラファエル・ナダル

 ウィンブルドン選手権第6日は28日、英ロンドン・オールイングランドクラブで行われ、男子シングルス3回戦で全仏オープン覇者の第2シード、ラファエル・ナダル(22)がニコラス・キーファー(25)を7―6、6―2、6―3で退けた。女子シングルス3回戦で敗れた杉山愛(32)はケビン・ウリエット(36)と組んで混合ダブルスに臨み、初戦の2回戦を逆転勝ちした。日曜日の29日は休養日で、大会は30日に再開する。

 サッカーの欧州選手権決勝スペイン-ドイツ戦を前に、スペインのナダルがドイツのキーファーをストレートで破った。第1セットをタイブレークで奪い、試合のペースをつかんだ。第3セットは力強いサービスとストロークで5―0としながら、3ゲーム連続で落としてしまったが、何とか日没前に決着。「自分のこともうれしいけど、あすは歴史が生まれる日だから凄く大切」とダブルの歓喜に備えた。

 ≪杉山モテモテ≫女子シングルスで18歳のクレイバノワに敗れ、2年ぶりの4回戦進出はならなかった杉山は混合ダブルスにも出場。3人からペアの誘いを受ける人気ぶりだったが「前にも組んだことがあるし、いい選手」とウリエットと結成したペアで初戦の2回戦を逆転勝ちした。シングルス3回戦での敗戦を引きずらずに勝利に貢献し「楽しんでできればいい」と話した。

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2008年6月30日のニュース