渡辺 V目前で転倒…北京行き消滅

[ 2008年6月30日 06:00 ]

男子1500メートル決勝、ゴール直前で転倒した渡辺(下)

 日本選手権男子千五百メートルは、残り10メートルで悲劇が起きた。強烈なスパートでライバルを突き放した渡辺和也(山陽特殊製鋼)が、優勝を目前にしたラスト10メートルで転倒して8位。「足がもつれてしまった。“おかしいな”と思った瞬間、こけていた。思いと足の動きが全く一致していなかった。自分では動かしているつもりだったんですが…」。B標準を突破しており、優勝なら代表入りの可能性もあったが、同じくB標準を突破している小林が優勝したため、北京行きの可能性が消滅。同種目での4連覇が転がり込んだ小林も「自分で勝ち取ったものではないので、何とも言えない」と複雑な表情を浮かべていた。

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2008年6月30日のニュース