“ママさん選手”赤羽 満面の笑み

[ 2008年6月30日 20:38 ]

27日の日本選手権女子1万メートルに出場した赤羽有紀子

 「夢がかなった。積極的な走りをして一度は先頭に立ちたい」。“ママさんランナー”として初めて陸上女子長距離の五輪代表となった赤羽有紀子選手(28)が30日、札幌市のホクレンビルで記者会見し、満面の笑みで喜びを語った。

 2006年8月に長女優苗ちゃん(1)を出産、約1カ月後には練習を再開した。「体が痛くて思うように走れなかった」と当時を振り返るが、会見に同席した夫でコーチの周平さん(28)によると、子供が生まれて以降、目標をはっきり口に出すようになった。

 北京五輪代表選考会を兼ねた27日の日本選手権一万メートルでは、激戦の末の2位。「ママさんだから、という理由で注目されるのは嫌だった。実力で代表になれてうれしい」ときっぱり。

 「娘を北京に連れて行けるので、いい走りをしたい」と力強く抱負を語った。

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2008年6月30日のニュース