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自民、劇場型再生?参院選惨敗“石破降ろし”激化必至 ポスト候補は進次郎氏、高市氏、岸田氏再登板も

[ 2025年7月21日 04:40 ]

小泉進次郎氏
Photo By スポニチ

 参院選での与党の惨敗を受け、自民党内では石破茂首相の求心力低下が加速している。石破首相は続投の意思を表明したものの、党内では早くも“ポスト石破”を巡る駆け引きが水面下で繰り広げられている。

 着々と準備を進めているのが小泉進次郎農相だ。昨秋の総裁選で3位に沈んだが、今年5月に農相に就任すると、コメ価格高騰への対処で存在感を放ち株を上げた。党関係者は「国民の支持も上がり、次期総裁選を見据えた動きが本格化している」と話している。

 国民人気が高い高市早苗前経済安全保障担当相も総裁選出馬に意欲を持っているとみられている。ただ消費税減税を否定した石破首相に公然と不満を示したことが党内で問題になっているといい、永田町関係者は「いくら人気があっても党内支持を集めることは難しい」と見立てを示した。

 そんな中、岸田文雄前首相の動きが活発化している。すでに周囲に再登板の意欲を示しており、調整を進めている最中。3月からは麻生太郎最高顧問らとの会食が定例化し「石破首相の次を見据えた話し合いをしているのでは」(党関係者)という。参院選でも「首相が来ると票が減る」とまで言われた石破首相に対し、応援演説に引っ張りだこ。関係者は「かつての自身の政権を反省し、石破政権の失敗を分析しながら準備を進めているようだ」と話している。

 林芳正官房長官も強い意欲を持っているが、岸田氏が会長を務めた旧岸田派(宏池会)出身。「派閥は解散したが、岸田さんとの調整は必要だろう」(同関係者)という。他に小林鷹之元経済安保担当相、茂木敏充前幹事長らも候補となる。党内では総裁選の開催方法についても意見交換が行われている。「劇場型でメディアをジャックし新生自民党をアピールできるように」(党関係者)といい、党所属議員だけでなく、全国の党員・党友も巻き込んだ“フルスケール”での実施を検討している。

 ただ、一部では国民民主党の玉木雄一郎代表を首相に据えるという仰天プランまで飛び出している。永田町関係者は「連立は難しくても、国民民主党の一部勢力と協力する可能性も選択肢にある」とした。その玉木代表は「約束を果たせない石破政権と組むことはあり得ない」と話す一方、「(連立の可能性は)自公内の政局をまず見定めたい」と話し、含みを持たせている。ある党関係者は「玉木さんに頼らなければならないほど現在の自民党には逆風が吹いているということ」とため息をもらした。

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社会の2025年7月21日のニュース