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元なでしこジャパン鮫島彩「鮮明に覚えておきたい特別な景色」11年W杯優勝を振り返る 引退会見

[ 2024年5月25日 18:32 ]

引退会見に臨む鮫島彩
Photo By スポニチ

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」で長く活躍し、今季限りで現役を引退するDF鮫島彩(36=大宮)が25日、今季最終戦を終え、NACK5スタジアム大宮で引退会見に臨んだ。

 キャリアのハイライトに2011年W杯優勝を挙げ、「W杯で優勝した時のあの景色は本当に一握りの人しか見られない景色だと思うし、あまりにも想像がつかない出来事だと思うので、もっと鮮明に覚えておきたかったなと思うくらい凄く特別な景色だった」と語った。

 栃木県出身で宮城・常盤木学園高を経て、東京電力時代は福島県双葉町で寮生活、原発で働いた。11年3月11日の東日本大震災によるチームの活動休止を受け、葛藤を抱きながら米国に新天地を求めたこともあった。

 元々はアタッカーだったが、当時のなでしこジャパンの佐々木則夫監督のコンバートで開花した。左サイドバックを主戦場に11年W杯ドイツ大会で優勝に貢献。仙台(現マイナビ仙台)やINAC神戸などでも活躍した。

 ◇鮫島 彩(さめしま・あや)1987年(昭62)6月16日生まれ、栃木県出身の36歳。小学1年時にサッカーを始め、宮城・常盤木学園から東京電力に加入。フランス1部モンペリエ、仙台、INAC神戸などを経て、21年から大宮でプレー。不動の左サイドバックとしてW杯は11年ドイツ大会優勝、15年カナダ大会準優勝、五輪は12年ロンドン大会銀メダルに貢献した。日本代表通算114試合5得点。1メートル63、54キロ。利き足は右。

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