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森保ジャパン 6月W杯予選で新戦術試す!2年半ぶり招集22歳・鈴木唯に期待「さらに成長して」

[ 2024年5月25日 05:00 ]

<日本代表メンバー発表>笑顔で会見する森保監督(撮影・沢田 明徳)
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 日本サッカー協会は24日、6月のW杯アジア2次予選2試合(ミャンマー戦、シリア戦)に臨む日本代表メンバー26人を発表した。MF久保建英(22=レアル・ソシエダード)同様にパリ五輪出場が消滅したMF鈴木唯人(22=ブレンビー)が22年1月以来、2度目のA代表入り。森保一監督(55)は既に進出を決めた9月開幕のW杯同最終予選へ向けて新戦術の導入を明かし、欧州で成長を遂げた鈴木唯に大きな期待を寄せた。

 世代ながらパリ五輪出場はかなわなかった鈴木唯だが、約2年半ぶりにA代表入りを果たした。唯一試合出場経験のない新戦力として招集した森保監督は「今の実力でも十分に戦力だが、6月の活動でさらに成長してもらいたい」と攻撃で複数のポジションをこなせる若きドリブラーに大きな期待を寄せた。

 鈴木唯は昨夏に完全移籍したデンマーク1部ブレンビーで大ブレーク。25試合9得点7アシストを記録し、4月にはリーグ月間MVPに選出された。伸び盛りの新鋭にはドイツをはじめ多くの欧州クラブが注目。関係者によれば今夏のステップアップ移籍は確実な状況で、ブレンビー側もその理由で五輪派遣を拒否したという。

 森保ジャパンは既に2次予選突破を決めており、今回の2試合は消化試合となる。一方で最終予選に向けては貴重なテストの場となり、指揮官は「選手とシステムを試して、戦術的に浸透度を上げていきたい」と言う。4月の欧州視察では、今季ドイツ1部を初制覇したシャビアロンソ監督率いる強豪レーバークーゼンも視察。今季公式戦42勝9分け1敗を誇る攻撃的な3―4―3布陣について「攻撃も守備も3バックのメリットの部分を最大限に発揮してチームづくりをされてたので、そこもチャレンジする機会があれば」とヒントを得た。

 1~2月のアジア杯では相手に徹底的に研究され8強で敗退。最終予選に向け戦術の幅を広げることは必須だ。「鈴木唯人には攻撃的な役割を担ってもらいたい。4―2―3―1のトップ下、4―1―4―1のインサイドハーフ、3―4―3ならシャドーのポジション」と森保監督。新戦術と新戦力で最終予選に向け万全の準備を整える。

 ▼日本協会山本昌邦ナショナルチームダイレクター 鈴木唯人、久保(建英)に関しては長い時間をかけてクラブとのやりとりを継続的に丁寧にやってきた。(パリ五輪に)招集できないという結論に至っている。

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