×

神戸3発もイニエスタ出番つくれず 快勝ムード一転…後半猛追され「申し訳ない」武藤謝罪

[ 2023年5月28日 05:30 ]

明治安田生命J1第15節   神戸3―2FC東京 ( 2023年5月27日    ノエスタ )

<神戸・FC東京>試合後、サポーターに手を振る神戸・イニエスタ(右から3人目)(撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 明治安田生命J1リーグは各地で5試合が行われ、神戸はFC東京に3―2で勝ち、首位を堅持した。今夏限りでの退団が25日に正式発表された元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(39)はベンチ入りするも出場機会なし。2得点を含む全3得点に絡んだFW武藤嘉紀(30)は“謝罪”した。

 勝った。首位を守った。でも神戸のメンバーには悔しさがにじんだ。「彼(イニエスタ)が出てくれれば良いと思っていたけど、自分たちで自分たちの首を絞めてしまった。申し訳なかった」。全得点に絡んだ武藤は、バツが悪そうだった。

 スーパースターの退団が正式発表された直後の試合。2試合ぶりにベンチ入りした“魔術師”に向け、サポーターから「Andres,La sensacion es siempre la misma(アンドレス、心はともに)」と横断幕が掲げられた。その勇姿を日本で見られる機会は残りわずか。選手もサポーターも“1分でも長く見たい”気持ちは同じだった。

 前半20分に武藤の芸術的な右ボレーで先制点。同41分に大迫が追加点、その3分後には再び武藤弾。前半だけで3点リードを奪う絶好の展開だった。

 後半は一転し、シュート0本が示すように防戦一方。PK2本で1点差に迫られた。DF山川が右脚を痛めて交代する不測の事態もあり、運動量や守備力の高い選手を投入し、逃げ切りを狙うしかなかった。「チーム内でアンドレスのためにプレーするのは共通認識になっている」と武藤。本拠地で行われる次の川崎F戦こそ、イニエスタの出番をつくりたい。(飯間 健)

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2023年5月28日のニュース