カズが今年初の紅白戦で奮闘、欧州行きに備え「強度はかなり高い」横浜FC宮崎キャンプ

紅白戦でボールを奪い合うカズ（中央）（撮影・福永稔彦）
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　J1横浜FCの宮崎キャンプに特別参加している元日本代表FW三浦知良（55）は10日、今年初の紅白戦に出場した。

　キャンプ3日目は午前練習のみで、最後にピッチ3分の2を使った変則の試合形式が行われた。守備から攻撃への切り替えを意識し、ボールタッチに制限が加えられ、攻守が目まぐるしく変わる展開で、1セット6分間と時間は短かったが、キャンプ序盤としては高強度の練習だった。

　カズは2トップの一角に入り前線を動き回り、ボールを引き出してポストプレーをこなしゴール前に走り込んだ。何度もスプリントを繰り返し、激しいボディーコンタクトもあった。合計12分間プレーし「全体的に疲れた」と話した。

　ポルトガル2部オリベイレンセへの期限付き移籍で基本合意しており、欧州行きに備えJ1の高いレベルの中でコンディションを高めている。ここまで3日間、フルメニューをこなしており「判断のスピード、走るスピードから強度はかなり高い。ついて行っている感じ」と苦笑した。

　13日には地元の大学と今年初の練習試合が予定されている。カズは「出られるなら少しでも出たい」と出場に意欲を示した。