バロンドール受賞のフランス代表FWベンゼマ　W杯を負傷欠場「仲間のため私の枠を譲る」

Rマドリードに所属するフランス代表FWベンゼマ
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　フランス・サッカー連盟は19日、同国代表FWカリム・ベンゼマ（35）が練習中に負傷してW杯カタール大会（20日開幕）を欠場すると発表した。左大腿四頭筋を痛め、MRI検査で全治3週間と診断されたという。所属するRマドリードでコンディション不良を抱え、この日が初めての全体練習参加だった。

　ベンゼマはSNSで「人生で決して諦めることはないが、今夜はいつもそうしているようにチームのことを考えなければならなかった」と告白。「仲間が素晴らしいW杯を実現するのを助けてくれる誰かに私の枠を譲るのだと理性に告げられた」と続けた。

　ベンゼマは昨季Rマドリードの欧州チャンピオンズリーグ制覇に貢献。先月発表のバロンドール（世界最優秀選手）に選ばれ、W杯連覇を狙うフランスでもエースとして活躍が期待されていた。フランスは前回優勝を支えたポグバとカンテの両MFに加え、FWエンクンクも先日、W杯負傷欠場が決まったばかりだった。