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バルセロナ・シャビ監督“レギュラーはく奪”を通告 DFピケは奮起誓う「間違っていることを証明する」

[ 2022年6月14日 17:18 ]

バルセロナのシャビ監督(右)とDFピケ(ロイター)

 スペイン紙ムンドデポルティボが14日、バルセロナのシャビ監督が元スペイン代表DFジェラール・ピケ(35)に「来シーズン“もう君はレギュラーではない”」と通告していたと1面で報じた。

 同紙によるとシャビ監督は2週間前にDFピケと会談。これまでチームに貢献してきたことに感謝の意を示しながらも「何事も100パーセントでなければ、自分のチームではダメだ」とサッカーに集中できる環境が必要だと説明。来シーズンに向けけがの状況やプライベートでの問題について話し合い「もうファーストチョイスのCB(センターバック)ではない」とハッキリ伝えたもよう。

 これに対しDFピケは「あなたが間違っていることを証明する」と返答。シャビ監督に個人的な問題はモチベーションに影響しないことを強調。“控え”の立場であってもチームに残り先発の座を争う覚悟を示し、減給にも同意。これからは公の場への参加をなるべく控えることも“約束”し、9月に観戦予定だったテニスのデビス杯もキャンセルしたという。

 DFピケは2008年にマンチェスターユナイテッドからユース時代を過ごしたバルセロナに復帰。移籍1年目から主力として定着するとリーグ優勝8回、スペイン国王杯優勝7回、欧州CL制覇3回など数々のタイトル獲得に貢献。スペイン代表としても2010年南アフリカW杯優勝、2012年欧州選手権優勝など輝かしい成績を残してきた。しかし、近年は怪我にも苦しみスペイン紙マルカ(電子版)によれば過去2シーズンで31試合を欠場。プライベートでは11年にわたりパートナー関係だったシャキーラと破局。“実業家”としての行動も現地メディアやサポーターなどから批判の対象となっていた。

 なおスポルト紙(電子版)は、シャビ監督が今夏の移籍市場で新戦力としてセビリア所属のフランス代表DFジュール・クンデ(23)の獲得を希望したと伝えた。

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2022年6月14日のニュース