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日本代表・長友「自分たちの実力だな、と…個人個人がレベルアップしないとW杯のレベルでは戦えない」

[ 2022年6月14日 21:13 ]

キリン杯決勝   日本0ー3チュニジア ( 2022年6月14日    パナスタ )

<日本・チュニジア>後半終了間際に3点目を奪われ、ガックリする吉田(手前左)ら日本代表イレブン(撮影・坂田 高浩)
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 サッカー日本代表は14日、キリン杯決勝(パナスタ)でチュニジア代表と対戦し、0-3で敗れた。チュニジアに初黒星を喫し、対戦成績は5戦4勝1敗。森保ジャパンはW杯カタール大会(11月21日開幕)へ向けた6月シリーズ4連戦を勝利で締めくくることはできなかった。

 長友は試合後、自身として要所要所の局面では相手に競り勝つ場面もあったが、終わってみれば0―3という結果に「局面だったり球際で勝たなければ相手もフィジカルが強い相手だったんで、そこの部分は意識して入りました」と試合に臨む意識について語った後、「まず、自分たちの実力だな、と思います。そして自分自身もまだまだやらないと厳しいなと思っていますし、まあ、ちょっとしたミスがやっぱり失点につながってしまう。そしてそのミスを自分としてもチームとしてもカバーできなかった。そこは反省したいと思います」と反省の言葉を並べた。

 本番まであと5カ月。「個人個人がレベルアップしないとワールドカップのレベルでは戦えないと思いますし、高い意識でやるしかないと思います」と決意を語った。

 試合は前半28分に鎌田のFKからのこぼれ球に、南野が走りこみ右足を振り抜くが“空振り”。前半35分には伊東が右サイドからドンピシャのクロスをゴール前に上げ鎌田が飛び込むが、これもボールを捉えることができず。前半41分、板倉のパスに南野が裏へ抜けてフリーになりゴールネットを揺らすが、これはオフサイドの判定。再三のチャンスをものにできず0-0で前半を折り返した。後半8分、日本は吉田がペナルティエリア内で相手を倒してしまいPKを献上。これを決められ先制を許す。後半15分、森保監督は鎌田と浅野に代えて三笘と古橋を投入。後半26分には南野と伊東に代わり久保と堂安がピッチに立った。しかし後半31分、日本にミスが出る。自陣へのロングボールに吉田が落下位置に入るが、対応を迷っている間に相手に入れ替わられてボールを奪われ、フリーで走りこんだサシに追加点を許してしまった。

 日本はその後も三笘、久保、堂安を中心に攻め込むが、焦りからかチュニジアの固い守りを突破できず。アディショナルタイムには、前掛かりになったところをジェバリに奪われて長い距離を持ち上がられ、ミドルシュートから決定的な3点目を奪われ、0―3でチュニジアに初黒星を喫した。

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