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森保監督「難しい環境でプレーしてもらった。選手たちに責任はない」 チュニジアに0-3敗戦

[ 2022年6月14日 21:02 ]

キリン杯決勝   日本0ー3チュニジア ( 2022年6月14日    パナスタ )

<日本・チュニジア>後半、森保監督(撮影・坂田 高浩)
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 サッカー日本代表は14日、キリン杯決勝(パナスタ)でチュニジア代表と対戦し、0-3で敗れた。チュニジアに初黒星を喫し、対戦成績は5戦4勝1敗。森保ジャパンはW杯カタール大会(11月21日開幕)へ向けた6月シリーズ4連戦を勝利で締めくくることはできなかった。

 試合後、森保監督は0-3という結果に「ホームで勝ってサポーターの皆さんに喜んでもらうことができなくて残念に思う。ただ、結果は非常に残念だったが、選手たちにはいろいろなシステムであったり、難しい環境でプレーしてもらった。選手たちに責任はないと思うし、今日の反省をふまえて、今後の成長につながるような環境をつくっていければと思う」と語った。

 6月の4連戦については「W杯につながる、そしてチームがいろんなバリエーションの中、選択肢を持って戦っていけるというチーム力のアップにつながったと思う」とし、選手たちには「このままトライを続けてほしい。今日の敗戦をふまえて、次の成長につなげていこうということを伝えたい」と話した。

 森保監督は6月シリーズで様々なテストを実施した。チュニジア戦前日の会見では「W杯に向けてベースを強固に浸透させ、選択肢を増やし、選手個々のパフォーマンスを見極める。そういう目的で活動している」とその狙いを明かした。

 システム変更もその1つ。最終予選の途中から基本形となった4―3―3をベースとしながら、4―2―3―1や3―4―3も導入した。ガーナ戦では4―3―3でスタートしたが、インサイドハーフの久保がトップ下でプレーできるように選手の判断でバランスを変えた。指揮官は「相手とのマッチアップの中で選手たちが判断してバランスを変えるならそれは認める」と説明。選手が独自に判断して布陣変更できるようにする構想も示した。

 左サイドバックが主戦場の長友をブラジル戦では右サイドバックに使った。またトップ下やFWでプレーしてきた鎌田、久保をインサイドハーフに起用するなど、新たなポジション、新たな選手の組み合わせも試した。

 チュニジア戦に向けては「守備から攻撃に移った時の効果的なボールの動かし方。守備では前からプレッシャーを掛けるのか、一旦形を作りミドルゾーンからプレッシャーをかけるのか。その使い分けを見たい」と話していた。

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