×

川崎F 高卒ルーキー永長鷹虎がデビュー戦でプロ初ゴール「若い選手がもっと突き抜けていかないとダメ」

[ 2022年6月1日 21:57 ]

後半、チーム5点目のゴールを決める川崎・永長
Photo By 共同

 天皇杯2回戦が行われ、2大会ぶりの優勝を目指す川崎Fは札幌大に5―0で圧勝した。リーグ戦で3試合連続無得点と停滞気味だった攻撃はシュート数28―3と一変して躍動。前半だけで4点を奪い、後半頭からは興国高から今季加入したMF永長鷹虎(19)がウイングで公式戦デビューした。

 後半10分、永長が果敢に左サイドをドリブルで駆け上がると、この日一番の拍手が沸き起こった。最大の見せ場は同20分。ペナルティーエリア内で左のFW知念からの横パスを受け、左足でプロ初ゴールを仕留めた。「知念君も打てたのに横で回してくれて、打たせてくれた。ふかさずに振り抜くだけだった。うれしかった」と初々しい笑顔を浮かべた。

 左ウイングで投入されたが、ゴール直前に鬼木監督からの指示で右に移っていた。「左利きでカットインが特徴なので、その特徴を引き出せるのは右サイド。右サイドにいたことで左足で打てたので、あのポジショニングは良かった」。タイミングも見事にかみ合った。

 同じ高卒ルーキーのFW五十嵐太陽(19)や17歳のDF高井幸大らは、自身より先にACL1次リーグでデビュー。「ACLでもJリーグでもなかなかチャンスがなくて悔しい思いをしてきた。ずっとトレーニングで自分の良さを出してきたと思っていたので、巡ってきて良かった」。待ちに待ったデビューだった。

 家族からは「楽しんでやってこい」と送り出され、会場に駆けつけた4人きょうだいの2番目の兄からは試合後、「良かったな」と声を掛けられた。「家族の前で決められて良かった」。一つ結果を残し、ここからはリーグ戦でのメンバー争いに食い込んでいくことが求められる。

 「点を決められたのは良かったけど、最大の長所である1対1のところで結構バタバタしてしまってあまり抜けきれなかったり、満足がいかなかった。そこでぶっちぎれるようにこれからのトレーニングで練習していきたい」。課題を見つめ、「若い選手がもっと突き抜けていかないとダメだと思う。もっと自分たちが切磋琢磨(せっさたくま)してスタメンだったりベンチに入れる回数を増やしていきたい」と誓った。

 鬼木監督も「結果として得点を奪ったが、本来、もっともっとできる」とハッパ。「(後半30分から出場した(田辺)秀斗にしても鷹虎にしても、自分からもっともっと、“このチャンスを取りに行く”というものがなくてはいけない。中2日だからなどではなく、どんなタイミングでも“出たいんだ”というエネルギーをもっともっと他の選手も出してもいい。ここからが彼らにとっての本当の勝負」とさらなる成長を期待した。

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2022年6月1日のニュース