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浦和は零封負けで8試合勝ちなし VARでゴールは取り消し、逆にPKを与え失点

[ 2022年5月25日 22:31 ]

明治安田生命J1第15節   浦和0─2C大阪 ( 2022年5月25日    ヨドコウ )

<C大阪・浦和>後半、浦和ゴール前でキーパー西川(左)と空中戦で競り合うC大阪・清武(撮影・後藤 正志)
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 史上3クラブ目のJ1通算450勝がとにかく遠い。J1タイ記録の7連続引き分けは止まった。しかし、それは最悪の形だった。敵地に乗り込んだ浦和はC大阪に零封負けを喫した。3月13日の鳥栖戦以来、約2カ月ぶりの黒星で8試合勝ちなし。勝ち点14の15位に沈み、降格圏の17位・湘南との差は「1」に縮まった。勝利をつかめないフラストレーションの溜まる試合に、サポーターの集まったゴール裏からのブーイングや罵声、指笛ももはや恒例となってしまった。

 VARに泣かされた。前半24分、相手GKのキックミスから、最後はMF小泉佳穂(25)が左足で決めた。しかし、VARでオフサイドとされてノーゴール。後半17分にはクロスをペナルティーエリア内のスライディングで阻止したが、VARの介入でハンドが確認され、22分にPKで失点した。21日のホーム鹿島戦では同じ形でPKを獲得したが、この日は逆になってしまった。

 リカルド・ロドリゲス監督(48)は「前半は良いプレーができたと思っている。ポストに当たるシーンだったり、チャンスをいくつかつくり、チャンスをゴールに結びつけられていたらという前半だった」と強調。そのうえで「後半は事故のような形でPKを与えてしまった。ただ今回のVARではそういう判定になったが、前回の鹿島戦で我々にとって優位な判定があり、今回は我々がハンドを取られてしまった。その1点があって、相手も勢いがついた。2点目は間延びしてしまい、球際で勝てず、そのまま持っていかれてしまった」と振り返り、「フラストレーションが溜まる試合が続いているが、我々は浦和レッズなので、しっかり立ち上がって、試合に勝っていくことが必要だと思っている」と言葉に力を込めた。

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2022年5月25日のニュース