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ブラジル代表 6・6日本戦決定も…18年発足NLの影響大きく欧州勢とは3年間対戦なし

[ 2022年4月27日 18:06 ]

<カタールW杯南米予選>3月のボリビア戦に先発出場したGKアリソン(左端)らブラジル代表メンバー(ロイター)

 世界ランク1位の男子サッカー・ブラジル代表は27日、6月6日に東京・国立競技場で開催されるキリンチャレンジカップで同ランク23位の日本代表と対戦することが正式決定。11月21日開幕のカタールW杯へ向け強化を図りたい強豪国にとっても、ネーションズリーグの発足により欧州勢とのマッチメークが困難であることがより浮き彫りとなった。

 欧州ネーションズリーグは2018年ロシアW杯後の9月からスタート。国際Aマッチデーに試合が組まれるため、国際大会以外で“他地域”の国が欧州勢と対戦するのが困難となった。

 強豪国のブラジルにとっても影響は大きく、同大会発足後は欧州勢との対戦は1度のみ。国際AマッチではロシアW杯後の2019年3月27日のチェコ戦(〇3―1)を最後に約3年間対戦していないことになる。

 5月30日からの国際Aマッチデーでは日本戦(6月6日)に加え、6月11日には同ランク6位アルゼンチン代表とオーストラリアでの対戦を予定。さらに同ランク29位・韓国代表とも対戦濃厚とされ、この期間は“アジアツアー”になるもよう。

 W杯本番まで残された国際Aマッチは6月の4試合、9月の2試合のみ。その9月の2試合についても欧州勢はネーションズリーグの日程が組まれているため、マッチメークは難しい状況。ブラジル戦決定に喜ぶ声が多かった日本のネット上では「(W杯での)ブラジルの組ってアジア圏いないのによく相手してくれたな」「ブラジルには何の得もないのに何で日本と試合するんだろ?」「ブラジルでも試合組むの大変なんだね」「マジでブラジルと組めたの?」などといった声も上がったが、このネーションズリーグの“後押し”があったからこそ実現した対戦カードとも言えそうだ。

<ブラジル代表W杯日程>

11月24日 1次リーグ第1戦セルビア(ルサイル競技場)
11月28日 1次リーグ第2戦スイス(974競技場)
12月 2日 1次リーグ第3戦カメルーン(ルサイル競技場)

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2022年4月27日のニュース