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川崎F・蔚山に敗れ首位転落 2得点のLダミアン1次L突破へ「最後の最後まで諦めない」

[ 2022年4月27日 23:10 ]

蔚山戦で競り合う川崎・車屋(中央)。右は佐々木=ジョホールバル(共同)
Photo By 共同

 ACL東地区1次リーグI組の川崎Fは27日、第5戦で蔚山(韓国)に2―3で敗れ、今大会初黒星で首位から転落した。前半40分と後半アディショナルタイムにFWレアンドロ・ダミアン(32)が2得点したが、反撃は及ばなかった。蔚山は昨年も8強入りを阻まれた、過去1勝3分け4敗の因縁の相手。序盤は主導権を握ったが、前半14分に失点すると、6分後にはパスミスを拾われ突き放された。1点差に迫って迎えた後半も2分に被弾。失点の時間帯が悪かった。

 レアンドロ・ダミアンは「自分たちのやれることはやったが、残念ながら勝ちに持っていけなかった。最初はいいチーム状態でゲームに入れたと思うが、相手がチャンスを作った数だけ決めてきた。自分自身もチャンスがあったが、ボールを蹴る瞬間に浮いてしまってうまく当たらなかった」と反省。突破を懸けて臨む最終節の広州FC戦(中国)に向け「とにかく自分たちができることは最後の最後まで諦めないこと。これまでもそうしてきたし、これからも続けていかなければならない」と決意を込めた。

 DF山根視来(28)は「失点が試合を難しくしてしまった。あっさりやられているし、時間帯も良くなかった。でもそれ以上に、こういう大事な試合で何もできない自分自身が腹立たしい」と話した。荒れた芝に細かい連係が阻まれ、試合を有利に進めた相手にブロックを敷かれたことで、スペースも少なかった。「失点が全てで、こういうグラウンドだとそれが命取りになる。分かっていてやられてしまった」。それでも「下を向いていてもしょうがない。次もあるので」と切り替えた。

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2022年4月27日のニュース