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川崎F・橘田「ミスを恐れずにどんどん縦パスを入れたい」鬼木監督からの要求受け、果敢に挑戦中

[ 2022年4月7日 16:44 ]

MF橘田健人
Photo By スポニチ

 川崎FのMF橘田健人(23)が7日、オンライン取材に応じた。

 1―1で引き分けた磐田戦から中2日で迎える9日の柏戦。消化試合数が川崎Fより2試合少ない状況で勝ち点1差の3位につける相手を「とても強いチーム」と警戒し、「球際のやり合いで絶対に負けないことで流れをもってこられると思うので、“絶対に勝つ”という強い気持ちを見せて臨みたい」と誓った。

 ずぬけた危機察知能力と守備範囲の広さで輝きを放つアンカーの橘田には今、心掛けて増やしているプレーがある。鬼木達監督(47)からも「ミスを恐れずにもっと思いっきりやるように」と指摘されている「縦パス」だ。

 「昨日の試合(磐田戦)も前に入れるパスの回数が少なかった。自分のところからもそうですし、横ばっかりでなく、もう少しゴールに向かえるようなパスを少しずつ増やしていきたい」

 「もっと中心になってボールを動かしたりゴールに直結するようなパスを出していければいい。ミスを恐れていたら横パスが増えてくると思うので、ミスを恐れずにどんどん縦パスを入れていきたい」

 「前(の選手)は準備できている状況なのに、自分が逃している状況が多い。そこに自分が合わせられれば縦パスをどんどん出せるかなと思う。意識やボールの置き所が大事になってくる。そこができないと攻撃のリズムが作れないと思うのでもっとやっていかないといけない」

 この日も何度も縦パスへの意欲を口にした。

 鬼木監督もこの日、「当然要求が高くなればエラーも出ますけど、もっともっとチャレンジした中のエラーを増やしてほしいという話はしています」と明かした。周囲からの期待の声が本人へのプレッシャーになっているかもしれない状況にも心を配りつつ、対話を重ねているという。縦パスを要求するのは「あのポジションで肝になるところ。そこが怖い選手になっていかないといけない」から。そして「彼の成長がチームの成長につながるのは間違いない」という確信があるからだ。

 守備に関しては「彼に助けられているところは本当に数多くある。守備範囲、スピード、予測。なかなかああいう選手はいない」と太鼓判。一方で「攻撃のところでどうなのかで言ったら、彼に代わっていろいろ出せる選手もいる」と指摘する。「そこに負けないように、いろんな欲を持って貪欲にチャレンジしていってほしい。彼の成長がチームに大きな影響を与えると思っているので、我慢しながらも競争をしっかりとさせたいなという思いもある」と成長を願う胸の内を語った。

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2022年4月7日のニュース