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川崎Fのルーキー佐々木旭 プロ初先発で初ゴール「狙っていた」クラブでは7季ぶり

[ 2022年2月26日 18:17 ]

明治安田生命J1第2節   鹿島0―2川崎F ( 2022年2月26日    カシマスタジアム )

<鹿島・川崎F>前半、チーム2点目を決め、喜ぶ川崎F・佐々木(撮影・光山 貴大)
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 川崎Fは敵地で鹿島に2―0で勝利した。大卒新人、DF佐々木旭(22)が公式戦初先発で初ゴールをマーク。1―0の前半17分に右CKのファーサイドに詰め、ボレーシュートでネットを揺らした。

 加入後初先発の試合でのゴールは、クラブでは15年のDFエウシーニョ以来、7シーズンぶりとなった。

 「練習でもあの形は狙っていた。この試合、取れるとしたらああいう形だと思った。マーク外して良いところに来たので思いきり振りました。(チームメートからは)“持ってるな”と言われました」

 今季、流通経大から加入した。大学に入学した当初は1年生チームで紅白戦にも出られない存在だったが、這い上がった。2年夏のサイドバックへの転向も転機となり、Jクラブから獲得争奪戦の対象となった。3年時は関東大学2部リーグのベストイレブン、主にセンターバックを務めた最終学年では同1部リーグのMVPに輝いた。

 「競争が激しいクラブなので出たときに結果残さないと次はないと思っていた。アシストか得点で貢献しようと思っていた。良い形で取れたので良かったです」

 23日の横浜戦で後半途中からデビューし、2戦目で値千金の結果を残した。「久々のサイドバックで鹿島さんの強度が高い中でスタメンで出たので、つってしまいました」。後半30分に両足をつって担架でピッチを退いたが、残したインパクトは大きかった。

 鬼木監督も「デビューでおまけ的なゴールかもしれないが、やってやろうという気持ちがあるから、ああいうところに入っていける。気持ちをもっともっと出してほしいと言っていた。そういうものを出してくれたゴールだったんじゃないか」と高く評価した。

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2022年2月26日のニュース