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米女子監督がオウンゴールで3失点のニュージーランドDFを擁護「ただの不運。ポジショニングが良かった」

[ 2022年2月21日 20:52 ]

オウンゴールで得点を献上し、うなだれるムーア(AP)
Photo By AP

 米国で行われている女子サッカーの国際親善大会シービリーブズ杯で20日、ニュージーランドの選手が米国戦でオウンゴールによる“ハットトリック”を記録するハプニングがあり、途中交代した当該選手の心中を察した敵将が擁護した。

 ニュージーランドのDFメイケイラ・ムーア(25=リバプール)は開始5分、自陣右サイドを突破してきた相手選手のクロスをクリアしようと右足を出して先制点を献上。1分後には左サイドからのアーリークロスを頭、さらに同36分にも左サイド折り返しに左足を合わせる形となって3点を失った。

 米国のアンドノフスキ監督は前半40分に退き、0―5の大敗に大きく関わることになったムーアに関し「何よりもまず我々はこれがゲームであり、オウンゴールはその一部であることを理解しなければならない」と指摘。その上で「同じ選手に起こったのは不運でしかない」と続けた。さらに「彼女は素晴らしいDFで、ポジショニングがとても良かったと思う。ただの不運で、ボールが望んだ方向に跳ね返らないこともある」と気遣った。

 米国女子代表が相手選手のオウンゴールで3得点するのは史上初で、過去に2得点したことが2回ある。そのうち1回はやはり相手がニュージーランドで昨夏の東京五輪1次リーグで6―1と大勝。その際もムーアは出場していたが、別の2選手がオウンゴールを献上した。ニュージーランドにとっては米国相手に2試合連続でオウンゴールを計5回記録したことになる。

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2022年2月21日のニュース