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大迫が“限界説”一蹴!22年号砲1号の先制弾 俊輔超え歴代9位の国際Aマッチ25得点目

[ 2022年1月28日 05:30 ]

カタールW杯アジア最終予選B組   日本2-0中国 ( 2022年1月27日    埼玉 )

<日本・中国>前半、PKでゴールを決め、吠える大迫(右、撮影・小海途 良幹)
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 埼玉スタジアムに響き渡るほどに吠えた。力強く右手でガッツポーズを作った。カタールW杯イヤーの初戦。チーム第1号を叩き込んだのは長年、代表の最前線で体を張り続けたエース大迫だった。

 「いない選手の話をしても意味がない」

 吉田と冨安の主力DF2人が欠場。試合前から募る不安を払しょくするように、プレーできる自身がけん引する覚悟を示した。その言葉通り、伊東が得た前半13分のPKでは迷わずPKアークの前に。GKが反応しても捕れないスピードとコースでネットを揺らし、大きな先制点を挙げた。昨年9月7日のアジア最終予選・中国戦以来となる国際Aマッチ通算25得点目。MF中村俊輔を超える歴代単独9位となり、森保ジャパンでも単独トップの17得点目となった。

 近年では異例の1月開催となる国際Aマッチ。昨夏Jリーグに復帰し、シーズン開幕前で調整が難しい時期だった。だが17日から行われた国内組合宿の総仕上げとなる練習試合・流通経大戦(21日)で先制点。「しっかりしたトレーニングが毎日できたし、凄く内容の濃いキャンプだったと思う」。19人が招集された同合宿から選ばれた国内組はわずか7人。選ばれなかった他のJリーガーの思いも背負った。

 「チーム全体で戦うだけ。日本が勝てるならば、誰が出場しても良いと思っている」。三笘や古橋ら新鋭が台頭して“大迫限界説”も流れる中で飛んだ質問に、いら立ちを隠さない時もあった。だが追加点にはならなかったが、後半12分にも伊東の折り返しにタイミング良く飛び込んで決定的なシュート。ポストプレーでは安定感をもたらし、交代する後半13分まで攻撃の起点になり続けた。やはり日本の最前線には、まだまだ大迫勇也が必要だ。

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