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中田浩二氏 CB代役の谷口&板倉に安定感、スピードもパワーもあるサウジ相手でも十分に守れる

[ 2022年1月28日 05:30 ]

カタールW杯アジア最終予選B組   日本2―0中国 ( 2022年1月27日    埼玉 )

<日本・中国>中国を無失点に抑えた谷口(右から2人目)と板倉(同3人目)=撮影・小海途 良幹
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 【中田浩二 視点】日本代表は1勝2敗の崖っ縁から4連勝。負けられない戦いが続く中で日本が得た収穫と予選突破へ向けた課題を、スポニチ本紙評論家の中田浩二氏(42=元日本代表DF)が語った。

 中国の実力を考えれば順当な結果だった。吉田と冨安のCB2人を欠いたが、谷口と板倉は無難にやっていた。谷口はリーダーシップもあったし、ビルドアップも落ち着いていた。全体的に攻撃から守備への切り替えが早く、危ない場面もなかった。次のサウジアラビア戦もおそらくこのコンビだが、スピードもパワーもある攻撃陣を相手にしても、十分に守れると思う。このポジションは不動だったが、この2試合でいいプレーを見せれば、今後につながるはずだ。

 セットプレーコーチの存在も大きいと思う。最初の数本はデザインされたものだった。CKがたくさんあっただけに1本決められればよかったが、守備面も含め、守備を固められたときや、1点を争うゲームでは効果が期待できる。

 次のサウジアラビア戦はアウェーで負けており、何としても勝ちたい試合。そのためにはもう少しテンポを上げてほしい。具体的にはボールを動かすスピードや頭の回転スピードで、この試合のテンポではサウジアラビアを崩せない。そして攻撃のスイッチを入れるパスや仕掛けるドリブルを使ってチャレンジしていくことが大切だ。

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2022年1月28日のニュース