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J3岐阜が神戸退団の元日本代表FW田中順也獲得 近日中に正式発表へ

[ 2021年12月31日 04:00 ]

J3岐阜に移籍することが分かった田中順也
Photo By スポニチ

 神戸を今季限りで退団した元日本代表FW田中順也(34)がJ3岐阜に移籍することが30日、分かった。複数の関係者によると大筋合意に達しており、近日中に正式発表される見込みという。

 強じんなフィジカルと高い技術を誇り、強烈な左足シュートも兼備する“TJ”こと田中は17年にスポルティング(ポルトガル)から完全移籍で加入。神戸では5年間プレーした。今季はベンチ外が長かったが公式戦10試合5得点。特に19年度天皇杯では7試合4得点2アシストを記録し、クラブ初タイトルの原動力になった。日本代表としても国際Aマッチ通算4試合出場。実績は申し分ない。

 来季、三浦俊也新監督を迎えることが決まっている岐阜は今季J3得点ランキング2位のFW藤岡浩介やMF庄司悦大ら積極的な補強を敢行。今年3月に電撃加入した元日本代表MF柏木陽介も残留が決定しており、身近な目標となるJ2昇格だけではなく将来的なJ1昇格も見据えている。「新たなチャレンジを楽しみたい」と口にしていた田中は自身初のJ3となるが、クラブのビジョンに共感したとみられる。

 ◇田中 順也(たなか・じゅんや)1987(昭62)年7月5日生まれ、東京都板橋区出身の34歳。三菱養和―順大を経て10年に柏入団。特別指定選手登録されていた09年8月15日・千葉戦でプロデビュー。定位置をつかんだ11年はリーグ30試合11得点でJ1優勝に貢献。出場機会はなかったが11年9月、日本代表に初招集された。14年6月にスポルティングへ完全移籍。違約金が約83億円に設定されたことから話題を呼んだ。16年に柏に期限付き移籍で復帰。17年から神戸でプレー。J1通算228試合出場51得点、J2通算24試合6得点。1メートル81、75キロ。左利き。

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2021年12月31日のニュース