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名古屋フィッカデンティ監督を電撃解任 新監督に長谷川健太氏招へい決定的

[ 2021年12月8日 18:53 ]

長谷川健太氏
Photo By スポニチ

 名古屋がマッシモ・フィッカデンティ監督(54)を“電撃解任”し、今季途中までFC東京を率いた長谷川健太氏(56)を招へいすることが8日までに決定的となった。

 FC東京、鳥栖を率いた経験も持つフィッカデンティ監督は19年9月、成績不振で解任された風間八宏氏(現C大阪アカデミー技術委員長)の後任として名古屋の指揮官に就任。瀕死のチームを救いJ1残留を果たすと、昨季はリーグ3位と躍進。今季はルヴァン杯を制しチームに10年リーグ優勝以来となる11年ぶりのタイトルをもたらした。

 来季の契約を残しており、親会社のトヨタも全面的なサポートを約束するなど続投は既定路線だった。だが複数の関係者によれば、クラブ経営陣がルヴァン杯優勝後に約束した23年までの契約延長オファーをここに来て白紙撤回。両者の関係に亀裂が入ったという。クラブ側は関係を続けることが難しいと判断、タイトルを勝ち取った指揮官を事実上の解任とする前代未聞の方針を固めたという。

 後任には14年にG大阪でリーグ優勝を果たし、FC東京でも20年にルヴァン杯を制した長谷川氏が就任することが確実。名古屋は過去にもお家騒動でチーム内が混乱したことがあったが、また歴史が繰り返されることになりそうだ。

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2021年12月8日のニュース