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湘南・山口監督 残留争う徳島に敗戦も「今日だけは許して」 オリベイラ選手急死で涙の訴え

[ 2021年11月27日 17:28 ]

明治安田生命J1第37節   湘南0―1徳島 ( 2021年11月27日    レモンガススタジアム平塚 )

<湘南・徳島>ホームゲーム最終戦セレモニーのあいさつでオリベイラさんの急死に触れ声を詰まらせる湘南・山口監督(中央右手前)(撮影・会津 智海)
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 湘南の山口智監督(43)が27日、徳島に0―1で敗れたホーム最終戦後のセレモニーで「今週は衝撃的な出来事が起こり、難しい状況でした。残留を決めることは出来なかったですが選手はしっかり戦ってくれたので今日だけは許してやってください」とサポーターに対し涙ながらに語りかけた。

 試合前の24日、チームに衝撃が走った。チームスタッフが同日の練習に来なかったMFオリベイラ選手の自宅を訪ねたところ、倒れている同選手を発見。クラブはその後、オリベイラ選手が23歳の若さで急死したことを発表した。

 今季はリーグ戦2試合、ルヴァン杯8試合に出場していた現役選手の突然の訃報に山口監督は「陽気で前向きな選手だった。サッカーへの想いは熱かった。日本で成功したいと言っていた。彼の存在は大きかったし、だからこそ衝撃も大きい。消化するのは難しいが(彼の)想いを背負って戦いたい」とコメントを残した。

 勝利すれば1部残留が決まる大一番では試合前に黙とうが行われ、同じブラジル出身のFWウェリントンが感情を抑えきれず涙を流すなど、必死のプレーを見せたがゴールを奪えないまま試合終了となってしまった。

 試合後、ホーム最終戦のセレモニーにはオリベイラ選手の背番号40がプリントされた“追悼Tシャツ”を選手、スタッフ関係者らが着用し登場。山口監督はスピーチで「今日は負けてしまいましたが今週…」と切り出すと涙をこらえようとしばらく沈黙。やがて言葉を絞り出し「衝撃的な出来事が起こり、難しい状況でした」と続けた。

 その後も目に涙を浮かべながら「それでも選手は前向きに毎日の練習をしてくれてのですが、結果には繋げられず非常に悔しい敗戦となりました。今日はいいプレーを見せられなかったんですけど、選手はしっかり戦ってくれました。なので今日だけは許してやってください」とスタジアムに詰めかけた大勢のサポーターへ向け“異例のお願い”。監督のコメントを聞く選手たちの目にも涙があふれていた。

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