FC東京復帰の長友　若手とのレギュラー争い覚悟「ギラギラしながら戦っていきたい」

＜長友FC東京復帰＞ユニホーム姿でオンライン会見に臨む長友（提供:FC東京）
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　FC東京は12日、日本代表DF長友佑都（35）を獲得したと発表した。同日、長友は取材陣のオンラインでの囲み取材に応じ、「国外、国内も含めて興味を持って話しをいただいたチームもあった。その中でも僕の愛するFC東京から正式にオファーをいただき、熱意だったり、目指していくビジョンに心を動かされた」と話した。

　11年前、世界一のサイドバックを目標に掲げてFC東京から巣立った。だが、到達点はまだ遠い。「目標は達成していない。まだ追っているし、世界一のサイドバックにもなれていない」。諦めたわけではない。FC東京で自らを高め続け、来年のW杯カタール大会で最高の自分を出す。そのための努力を惜しむつもりはない。

　ベテランの域に入り、後進の成長の手助けも役割の一つだと理解している。「世界で僕が感じてきた、世界基準のフットボールだったり、メンタリティだったり、世界基準の準備力だったり、そういったところは後輩に伝えられると思っている」。それと同時に若手は定位置争いのライバルでもあり、「帰ってきたからといってポジションがあると思っていない。一からレギュラー争いがあると思っている。ギラギラしながら戦っていきたい」とすでに臨戦態勢だ。

　背番号は長く愛用する「5」ではなく、「50」を選んだ。愛する「5」に加えて、原点回帰という意味での「0」。愛するクラブでキャリアをスタートした当時と同じ気持ち、そして世界トップレベルで長くプレーして培った経験を併せ持った“ニュー長友”を、久々のJの舞台で披露していく。