マンチェスターU復帰戦で2得点のC・ロナウドは「チームを助けられることを示したかった」

プレミアリーグ   マンチェスター・ユナイテッド4―1ニューカッスル （ 2021年9月11日    英国・マンチェスター ）

＜マンチェスターU・ニューカッスル＞マンチェスターU復帰初戦でゴールを決めたC・ロナウド＝左（AP）
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　マンチェスター・ユナイテッドのC・ロナウドが、13季ぶりの復帰戦でいきなり2得点して快勝を支えた。ニューカッスル戦に1トップで先発して前半終了間際にこぼれ球を蹴り込んで先制点を決めると、1―1の後半17分にはカウンターから左足でGKの股下を抜く決勝点。「まだチームを助けられることを示したかったんだ」と振り返った。

　プレミアリーグ史上最長ブランクとなる4501日ぶりの復帰で健在ぶりをアピールした。入場時に地元ファンから名前を歌い上げられ「とてもナーバスだった。素晴らしい歓迎ぶりだったけど」と複雑な心境を告白。それでも高ぶる感情を結果に結びつけ、試合終了までピッチに立った。

　存在感はピッチ外でも抜群だ。レプリカユニホームが飛ぶように売れ、チームはそれだけでユベントスへの移籍金を回収したと地元各紙が報じている。オンラインを含めて販売開始からわずか1週間で1億8700万ポンド（約284億円）を売り上げ、クラブへの収入は1310万ポンド（約19億9000万円）。C・ロナウドの移籍金は1290万ポンド（約19億6000万円）で、出来高により700万ポンド（約10億6000万円）が追加されるものの、ユニホーム販売だけで基本額をクリアした計算だ。

　プレミアリーグと欧州チャンピオンズリーグ（CL）を制してトップクラブ返り咲きを目指すチームにとっては安い買い物。Rマドリード、ユベントスで経験を重ねたエースは「プレミアやCLで勝ちたければ、チームはもっと成熟しないと。勝って自信を付け、チームを作り上げないと。そのために自分はここにいるんだ」と力を込める。

　最後のリーグ制覇は12～13年シーズンで、CL優勝はC・ロナウドが在籍した07～08年が最後。強いユナイテッド復活へ、経験豊富な背番号7がチームを引っ張る。