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森保監督「気をつけていたが…」終盤の失点悔やむ 第2戦中国戦へ「どんな状況でも勝っていく」

[ 2021年9月2日 23:00 ]

W杯アジア最終予選A組   日本0―1オマーン ( 2021年9月2日    パナスタ )

<日本・オマーン>後半、失点しうなだれる(右から)吉田、植田、柴崎、権田(撮影・小海途 良幹)
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 サッカー男子日本代表は初戦で、オマーン代表に0―1で敗戦した。FIFAランク79位でW杯初出場を目指す相手にホームでの不覚。最終予選は2大会連続の黒星発進となり、森保一監督(53)は「相手が中央を固めてくるのは、これまでの彼らの試合を観ていれば、きょうも起こりえると準備していた。後半はある程度、つながりは良くなったと思うが、最後得点には至らなかった」と唇をかんだ。

 アジア2次予選を全勝で勝ち上がってきたFIFAランク24位の日本だったが、同ランク79位の“格下”相手に序盤から苦戦。0―0で迎えた後半43分には、左サイドを崩されて先制を許した。指揮官は「セカンドボールの処理が上手くいかず、相手が前向きになって仕掛けてきたところで失点につながった」と、振り返り「試合前から気をつけていたが…」と、終盤の失点を悔やんだ。

 度重なるアクシデントに泣いた。アーセナル移籍が決まった冨安、現地での試合出場のため帰国が遅れた守田が欠場。さらに前日、南野が左太腿の違和感で先発を回避し、板倉は負傷離脱した。わずかな準備期間だった日本に対し、オマーンは大会前に約1カ月間のセルビア合宿を実施するなど調整不足も否めないが、指揮官は「これまでのW杯予選も海外組が多くなる中、選手たちは覚悟を持って短い準備期間で勝利に向けて準備し、前進してくれた」と、言い訳はしなかった。

 前回の最終予選初戦でもUAEに敗戦。現行スタイルの最終予選で初戦を落とし、W杯に出場したのは前回の日本だけ。次戦7日、新型コロナ禍の影響でドーハ開催となった第2戦中国戦へ向けて「どんな状況でも勝っていく。与えられた状況の中で個として、チームとしてその時できる100%を出す。きょうの敗戦から修正して、次同じような状況の中で勝利に結びつけないといけない」と、切り替えを強調した。

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2021年9月2日のニュース