川崎F・マルシーニョ「チームにも徐々にフィットしていける」新天地で意気込み

　川崎Fが今夏に新戦力として獲得したブラジル人FWマルシーニョ（26）が2日、オンライン取材に応じ、新天地での意気込みなどを語った。

　マルシーニョは2週間の隔離期間を経て、すでに全体練習にも合流済み。試合からは約6カ月近く離れており、合流当初は体力的にも「難しかった」と漏らしたが、ここ数日で状態もグッと上がってきているようで「チームにも徐々にフィットしていけると思う」と笑顔で話した。

　マルシーニョは中国1部重慶から加入。今シーズンはコロナ禍の影響もあり、中国には戻らず、母国ブラジルでトレーニングを積んだいたという。その中で名門サントスからもオファーがあったというが、重慶時代に初来日した沖縄合宿での日本に対する好印象もあり、川崎Fからの話しが舞い込み「すぐに決めた」という。FWレアンドロ・ダミアンとはインテルナショナル時代に一緒にプレーした経験も持ち「まだダミアンとプレーすることができてうれしい」と目を輝かせた。

　マルシーニョは抜群のスピードが武器のドリブラー。中国では左サイドが主戦場で、ブラジルでは右サイドでプレーした経験もあるというが、「どちらでも問題ない。ただ選べるなら左」。また背番号の「23」は妻との出会いの日だったことを明かし、「奥さんもすごく喜んでくれていました。新たな23というものを夫婦で共有することができています」と喜んだ。

　東京五輪後に海外移籍した三笘の穴埋めが期待される26歳のブラジル人アタッカー。「フロンターレは現在、とても強い王者のチームだと聞いている。これからも数多くのタイトルを獲って、自分も彼らと同じように勝利者になりたいと思っています」と力を込めた。