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WEリーグ・岡島チェア 東京五輪で“世界レベル”痛感…今のなでしこは「そういう試合が難しい」

[ 2021年8月25日 15:16 ]

WEリーグの岡島喜久子チェア
Photo By スポニチ

 9月12日に開幕する国内初のサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」の岡島喜久子チェアが25日、理事会後にオンラインで取材対応した。WEリーグ開幕への“追い風”として期待された東京五輪で、なでしこジャパンは8強。岡島チェアは「私が言える立場ではないが」と、前置きした上で「世界のレベルにちゃんとキャッチアップできる選手、監督が他の国のレベルを見て対応していって欲しい」と言及した。

 また、3位決定戦で米国代表が4―3でオーストラリア代表に競り勝った試合を引き合いに出し「あの試合はインテンシティーが高く、得点が入ったのもあるが、見応えがある試合でした。今のなでしこジャパンでは、なかなかそういう試合が難しいように思う」と苦言を呈した。「1人の力で崩していくのだけでなく、もう少し流動的にいろんな形の攻撃ができるように。WEリーグでも観客が見ていて面白い試合ができるように、クラブにお願いをしていきたい」と語った。

 世界のレベルが上がった理由の1つとして、岡島チェアは「プロリーグ」を挙げた。欧州など資金力がある男子の強豪クラブは、次々と女子クラブを保有。練習環境を含め、女子サッカーのレベルアップの一助となってきた。「日本でも今年から始まり、選手も体のメンテナンスなど、今までかけられなかった時間をかけられるようになる。私としては、23年W杯、24年パリ五輪でのWEリーグの成果を見て欲しい」と、期待を込めた。

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2021年8月25日のニュース