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スペイン1部 今夏の移籍金総額はコロナ禍前に比べ80%以上ダウンか…レアルは2年連続0円の可能性も

[ 2021年8月25日 18:15 ]

買い取りオプションが行使され、トットナムからビリャレアルへ今夏完全移籍となったアルゼンチン代表DFフォイス(中央)(AP)
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 スペイン紙アス(電子版)が25日、夏のサッカー移籍市場においてスペイン1部20チームの移籍金合計が現時点(24日)までで2億140万ユーロ(約259億500万円)だったと報道。新型コロナウイルスによるパンデミックの影響を受けなかった2シーズン前は13億6552万ユーロ(約1684億5700万円)だったのに対し、80%以上もダウンしたと説明。移籍市場が閉じるまで1週間を切り、コロナ禍となった昨シーズンの3億8255万ユーロ(約493億1400万円)よりもさらに悪化しそうだと予想した。

 同紙は今夏に合計96人の選手がスペイン1部にやってきたが、そのうち55人がFA(移籍金ゼロ)での移籍だったと報道。20チーム中もっとも移籍金を投じたのはビリャレアルで5450万ユーロ(約70億2000万円)。2番目がアトレティコ・マドリードで3500万ユーロ(約45億1000万円)、3番目がセビリアで3250万ユーロ(約41億8900万円)と続き、ビリャレアルがこのまま夏の移籍市場で最も移籍金を投じたチームとなると、史上初めての出来事になるという。

 さらに同紙はスペイン1部は欧州主要リーグと比較しても移籍金が最下位とし、コロナ禍による各チームの深刻な経営状況を報道。特にバルセロナとレアル・マドリードの2大クラブが合計900万ユーロ(約11億6100万円)しか使っておらず、レアル・マドリードに至ってはいまだ0円。獲得が噂されるパリSGのフランス代表FWエムバペに資金を使わなければ、レアル・マドリードほどのビッグクラブが2年連続で移籍金0円に終わる可能性があると伝えた。

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