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柏 会心完封勝ちで残留争い脱出へ一歩リード ネルシーニョ監督「勝ち点6以上の価値」

[ 2021年8月25日 22:33 ]

明治安田生命J1リーグ 第26節   柏1―0徳島 ( 2021年8月25日    鳴門大塚 )

柏・ネルシーニョ監督
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 15位の柏は勝ち点1差で16位につける徳島を1―0で下した。FW瀬川祐輔(27)の今季初ゴールを守り切り、敵地で価値ある勝ち点3。順位を14位に上げ、残留争い脱出に向け一歩リードした。

 ボール保持を主体とする相手に対し、得意のカウンターでチャンスをつくった。前半38分、FW瀬川が相手のミスを見逃さずボールを奪取。そのまま右足を振り抜き、ペナルティーエリアの外からゴール左へ突き刺した。「キーパーが焦ってファーを切ってくると思ったので、瞬間的にニアを狙った。うまく逆を取れて良かった」。ペドロ・ハウルや武藤らFW陣が欠場の中、結果で存在感を示した。

 前節21日の鳥栖戦では痛恨の3失点。夏場の連戦で疲労もたまる中、ネルシーニョ監督(71)はミーティングで守備陣形を再確認した。「失点を食らうときは最終ラインと2列目の間のスペースを使われ起点をつくられて、そこから危機的な状況を招くことが多かった」と、コンパクトなラインを形成を選手に要求。取り組みが実を結び、中3日で迎えた一戦で完封勝利を収めた。これには指揮官も「今日は勝ち点6以上の価値のあるゲームだとは言ったが、まさにその通りで、今後戦いを進めていく上で非常に重要な勝ち点を取り切ってくれた」と胸を張った。

 3戦ぶりの白星で順位を一つ上げた。次節は29日、ホームに横浜FCを迎える。

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2021年8月25日のニュース