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神戸・大迫に「半端ない」デビュー戦期待 25日の大分戦出場濃厚 イニエスタ、武藤と「夢トリオ」形成

[ 2021年8月25日 05:30 ]

神戸・大迫(23日の練習から)(C)VISSEL KOBE
Photo By 提供写真

 神戸に新加入した日本代表FW大迫勇也(31)が、25日のアウェー大分戦(昭和電ド)でデビューすることが濃厚となった。24日の練習後にオンライン取材に応じた三浦淳寛監督(47)が、遠征に同行させることを明言した。8シーズンぶりにJリーグへと帰ってきたストライカーが、その実力を早速ピッチで証明する。

 半端ない「能力」の高さが、移籍後初めてメンバー入りする一つの決め手となった。帰国後の自主隔離期間が明け、大迫がチームに合流したのは前日23日。大分戦への調整期間はわずか2日間ながら、三浦監督は「(敵地に)連れて行きたいと思います」と明言した。疑いようのない実力が、指揮官の決断を後押しした。

 「まだ100%ではないけど、そこまで状態が落ちているとは感じていない。(また)ボールスキル、FWとしての能力は間違いないものがある」

 大迫がJリーグの試合に出場すれば、鹿島に在籍していた13年12月7日の広島戦以来、実に2818日ぶりとなる。その間、ドイツでキャリアを重ね、2度のW杯に出場するなど日本代表不動の1トップにまで上り詰めた。一回りも二回りも大きくなったストライカーが、再び日本のピッチに帰ってくる。

 「神戸のために全てをささげたいし、自分が持っているものを出して勝利で試合を終えられるように、全力を出して頑張るしかない」。合流時にそうコメントした背番号10には、同時加入の元日本代表FW武藤、そして元スペイン代表MFイニエスタらとの新たなホットライン形成が期待される。ACL出場圏内の3位に浮上する可能性もある一戦。共鳴した「アジアNo・1」という目標へ、その第一歩を踏み出す。

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2021年8月25日のニュース