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浦和―湘南戦でのエントリー不備事案にて当該マッチコミッショナーに試合割当停止処分

[ 2021年8月12日 19:41 ]

 Jリーグは12日、6月20日の浦和―湘南戦でのエントリー不備事案において同戦を担当したマッチコミッションナーに対する処分を発表した。外部有識者による客観的な評価を踏まえ、マッチコミッショナーの義務及び処分に関する検討を行った上で担当した高林敏夫氏に対し、マッチコミッショナーとしての担当試合の割当を期限を定めず、停止する処分を決めた。マッチコミッショナーが行うべきエントリーチェックの業務を怠り、結果としてエントリー無資格者が公式試合に出場するという事案を生じさせたため。

 浦和―湘南戦では浦和が指定公式検査にて陰性判定を得ていない選手を試合に出場させたことについて、Jリーグ規律委員会では浦和に対し「出場資格のない選手の公式試合への不正出場(未遂を含む)」に該当するとして、けん責及び、3対0として浦和の負け試合扱いとするとの懲罰を決定した。

 懲罰決定に対し、浦和からは7月6日に日本サッカー協会の不服申立委員会に対し、不服申し立てが行われ、同16日にはJリーグ規律委員会の懲罰の過重、規程や懲罰決定までのプロセスの不備及びスタンスなどについての意見書が提出された。意見書に対しては7月21日に浦和へ回答書を送付。また同28日にJFA不服申立委員会より浦和へ、不服申立の却下が通知された。

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2021年8月12日のニュース