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J2京都MF福岡は“コルカタの夜”を過ごした久保建英の涙に「感謝。もっとやらなきゃいけない」

[ 2021年8月12日 15:11 ]

2017年10月、U―17W杯インド大会での久保建英、(前列左端)と福岡慎平(同右端)
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 首位に立つJ2京都のMF福岡慎平(21)が“盟友”の涙に気持ちを新たにした。17年のU―17W杯でチームメートだった東京五輪代表MF久保建英(20=マジョルカ)が3位決定戦メキシコ戦に敗れた後に泣きじゃくる姿を見て「感謝している」と口にした。

 福岡はインドで開催されたU―17W杯で主将を務め、ベスト16進出に貢献。イングランドにPK戦の末に敗れた日、同室の久保と夜が明けるまで日本サッカーの未来について語り合った。そして“コルカタの夜”が過ぎ、ほどなくして海外へと戦いの場を移した久保に対して、福岡は京都トップチーム昇格。すでに102試合出場し、主力へと成長しつつある。

 だが久保の涙を見て「それだけ背負っていたものが大きかった。本当にメダルを取りたい気持ちで戦っていたというのを感じた。自分ももっともっとやらなきゃいけないと思わせてくれた。さらに熱い気持ちにさせてくれた」とより高みを目指す思いが強まった。東京五輪代表には絡めなかったが「W杯に出て優勝するというところに絡んでいきたい」。そのためにも「京都で表現していかないといけない。責任を持ってプレーしたい」と力を込めた。

 東京五輪の終幕は、次のステージへ向かう戦いの幕開けでもある。14日には敵地・松本戦。豊富な運動量と的確なポジショニングで存在感を増す21歳は勝利に貢献し、まずはチームを昇格に導く。

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2021年8月12日のニュース