五輪　札幌ドームでのサッカー　一転無観客開催に　鈴木知事が発表

札幌ドーム
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　北海道の鈴木直道知事は9日午後11時20分過ぎから記者会見し、札幌ドームで実施される東京五輪男女サッカーについて無観客開催とすることを決めたと発表した。

　東京五輪・パラリンピック組織委員会はこの日、サッカーが行われる札幌ドームでは、日中に始まるセッション（時間帯）は定員50％以内で最大1万人の観客を入れて実施すると発表した。鈴木知事は夕方の会見では、首都圏で無観客などになった場合は地方会場でも統一的な取り扱いを求めてきたことに触れ「何度も申し上げてきた。理解いただけず、残念。一貫性がないのではないか」と述べていた。

　鈴木知事は夕方の会見後も組織委との協議が続いていたとし「有観客とする場合は（東京、埼玉、千葉、神奈川の）1都3県からの競技観戦を避ける実効性のある対策を求めたが、無理と判断し、無観客を決断した。北海道民の皆さんの安全・安心を最優先に考えた結果」と語った。